インナーブランディング

ユウキ食品 リブランディングの一環となる50周年記念誌の制作

周年誌 記念誌 Webサイト Planning Direction Design Editorial Interview&Writing

経営理念策定を軸とした周年プロジェクト

「四川豆板醤」をはじめとする中華、エスニックを中心に世界各国の調味料・食材約900点を扱うユウキ食品様。2012年に2代目の社長が就任すると、時代に合わせたさまざまな社内変革に取り組み、2019年、タグラインの策定プロジェクトをスタートさせました。しかし、コロナ禍により中断を余儀なくされ、45周年に合わせて準備を進めていた社史編纂も頓挫。プロジェクトを再開できたのは2022年でした。

経営理念「YOUKI WAY」の策定に加え50周年事業も始動。社内外へのブランディング強化と多種多様な周年施策が同時に走る中、インナーブランディングの中心となる記念誌も当初の想定より発行目的やボリュームがスケールしたため、2023年、インナーコミュニケーションの知見を生かした企画から編集、デザイン、印刷まで一貫して対応できるglassyにご相談をいただきました。

50年の歴史やこれからの未来を経営理念にある言葉「みち」と重ね合わせ、「みち」のはじまり/「みち」をつくる/みらいへの「みち」という構成に

MISSION・VISION・VALUEと連動する構成

制作にあたり課題となったのは、会社の歴史が記録として残っていないことでした。多い時は年間100アイテムの商品を開発し、成長とともに営業所やグループ会社を増やしてきた50年の歩みを紐解き、整理するところから始める必要がありました。

まずは、中断した45周年の社史編纂で実施した創業者や役員へのインタビュー内容を頼りに大まかな構成案を作成。ユウキ食品が築いてきた強みや姿勢、独自性を、「守」「破」「離」になぞらえて打ち出していく方向性に一旦決まり、追加インタビューや社歴の長い社員の方々の協力を得て年表を埋めていき、徐々に掲載すべき内容の輪郭がクリアに。

本格的に編集・ライティングに着手する頃には経営理念が固まったため、タグライン「おいしさのみちをひらく」、MISSION「はじまりをつくる」、VALUE「いつでも食にワクワク!を」、VISION「ひとあじちがうみらいへ」と連動させせる構成にブラッシュアップしました。

50周年の特別感と何度も見返したい手触りを大事に

この周年誌は単なる“記念”ではなく、脈々と受け継がれながらもこれまで明文化されていなかった強みや企業文化、DNAを目に見える「形」にし、未来をつくる社員の「今」を切り取り、これからのビジョンを示す、理念ブックのような役割も果たします。

歴史やものづくりに対する信念、姿勢、組織風土など記録として残したいことはしっかり盛り込みながらも、堅苦しくならないようストーリー性があり読みやすい編集・文章を意識しました。また、70ページのボリュームを飽きさせないように、統一感のあるデザインの中でレイアウトやコンテンツごとのアレンジを工夫。要所で入る社員インタビューや座談会のページでは写真を大きく使い変化をつけました。

また、手元に置いて繰り返し見てほしいとの思いから、手触りが良く発色も抜群の用紙を使用、表紙・裏表紙に開きやすいスジを入れ、指紋が付きにくいようニス加工を施しました。