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Mission & Vision 01 Jul, 2020 glassyのValueができるまで 前編1~Value策定のプロセスを振り返る~

#MVV#Value

glassyの7つのValueが策定されたのは2019年7月。ちょうど1年が経ちました。前編1では、Valueのまとめ役を担った6名にValue策定プロセスについて聞きました。

【メンバー】Valueのまとめ役を担った6名
写真左から、山田(AE&Director)・志手(Designer)・小島(Director)・森(AE&Director)・吉本(人事)・小林(Designer)

Value策定と社内への公開は、下記1)~3)のプロセスで行いました。

1) 全社員を対象に社内アンケート「大切にしたい価値観」を実施
2) アンケート結果を元に合宿で議論
3) 経営方針発表会「THE DAY 2019」で社内にお披露目

Value策定のプロセスを振り返る


―社内アンケート「大切にしたい価値観」の結果を見た時の印象について教えてください。

小島

私が最初に結果を見て思ったのは、みんないろんなことを考えているんだなということ。それこそ価値観が多様化しているな、と。熱量の高い言葉も多くて自分の気持ちも上がりました。

志手

僕は「他者を尊重する」という意見が非常に多かったことが印象に残っています。普段の仕事をしている中でも、glassyには相手の立場を思いやる土壌は出来ていると感じています。一方で、他者ありきみたいなところも見受けられたため、そこはValue策定の時に危惧しましたね。

吉本

私は当時、事務局側だったので「任意のアンケートにどれくらいの人が向き合って回答してくれるんだろう」と思っていたんですけど、回答結果を見て「真剣に回答してくれて協力的だな」という印象を持ちました。

吉本さんとは逆の印象になってしまうんですけど、みんなの意見が割と偏ったイメージで、現在地と目指す姿とのギャップが結構あるな、と少し危機感を覚えました。Visionである「インナーブランディングの達人」を目指していくために何が必要で、どんなことをしなければならないか を明確にして行動しなければならないけれど、そのギャップって埋まるのかな?と不安を覚えたのが正直な気持ちでした。

―合宿当日、Value確定にいたるまでの流れや印象的だったことを教えてください。

山田

合宿ではマネジメントチーム2人1組になって、これまでの自分史を語るところから始まりましたよね。

小林

ライフチャートをそれぞれ発表して…みんな、いろいろな期待を持ってglassyに入社したのを聞けてよかったな。

山田

そうだね、お互いが持っているパラダイムの違いを再認識したうえで、今後のglassyの方向性を初めて議論した合宿でした。

吉本

Value策定は、glassyの全員に事前に取ったアンケートを考慮しValueに入れたい文言<ベスト5>をそれぞれが選び、紙に張り出したところに、いいねマークをつけて絞り込んでいきました。自分では気づけないさまざまな意見が出てきて、チームで考える面白さを体感しました。これこそが「チームglassy」かな。

小島

面白さといえば、小林さんが「愛情コミュニケーション」と発言されていて、Valueの一つとなった“発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す”の「I」には「愛」という意味も同時に込めたいという部分が好きです。仕事だけではなく、やっぱり「愛」を持って行動したい、と思っているので。

完成したglassyのValue


1. “自ら事業を創り世の中と共に成長する”
2. “困難な時こそ可能性にフォーカスをあてる”
3. “「期待通り」ではなく「期待以上」を常に目指す”
4. “チームglassyの意識を忘れない”
5. “発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す”
6. “いかなる変化も楽しみ多様性を歓迎する”
7. “360°ワクワクさせるユニークな存在に!”

―Valueを社内でお披露目したときのことを教えてください。

合宿の8日後に開催したglassyの経営方針発表会「 THE DAY 2019 」でお披露目しました。

小島

限られた時間で、「そもそもValueってなに?」という説明からしていったので、盛り沢山な内容になってしまいましたね。

小林

確かに時間が足りなかったなー。腹落ち感というか伝えきれたという満足度は低かった。

吉本

Valueは「マネジャーが作ったトップダウンのもの」と思われている感もありましたね。

志手

そうなんですよね。「メンバー全員の声から集めて作った」というところの落とし込みは、これからもっとやっていく必要があります。

山田

あの時は、Valueができるということが、glassyの変化にどう影響を与えていくか、具体的に理解できていないメンバーが多いという印象でした。これからの会社に期待と不安が入り混じっていたような、そんな感じ。

Valueの並び順の意味


--- 7つのValueの並び順にはどういう意味があるのですか?

小島

いくつか軸がありますけど、ひとつは目線の先に何を見るかですね。前半の3つが世の中、真ん中のValue4.がチーム、後半が個人。Value7.は個人だけじゃなくて、社内外、世の中全部含んでいると思います。

Value1.の「事業を創る」の次にValue2.の「困難な時こそ」があることに凄く意味があると思っています。自ら事業を創ろうとしたら絶対困難なことがあるので、可能性に目を向けないと創れないと思うから。

小林

そういう視点で見ると、Value1.が未来、Value2.がその手前にある近い未来、Value3.は今この瞬間も含む現在だよね。今すぐ実践できるというか、実践できていたいこと。

吉本

Value1.はビジネス寄りで、次にビジネスに限らず可能性を考えていく、Value3.で他者の視点みたいなものを意識する切り口が入る。Value4.のチームの手前で、他人を意識する視点が込められているのがいいなと思っています。

志手

Value4.の“チームglassyの意識を忘れない”が真ん中にあるのが凄く重要ですよね。Value1.2.3.を踏まえてチームが成り立って、Value5. “発信は「I」で、人を巻き込み、結果を残す”以降に続いていく流れがよくできているよな。Value3.に続いて、このValue4. Value5. も常に実践していたい内容ですね。

小林

Value5. の「主体的に行動する」の後に、Value6. “いかなる変化も楽しみ多様性を歓迎する”で、「楽しみ、歓迎する」が入るのも絶妙だな。

次のValue7. “360°ワクワクさせるユニークな存在に!”に行くのにこれがないとちょっと急ですしね。Value6. はこれから新しい人たちが入ってきて、変化している近未来。7番はその先にある理想の未来かな。

山田

Value7. は、実現できた時の具体的な姿が今はまだ明確には浮かばない言葉ですよね。これが〆にあるのが凄い。

志手

Value6. までの並びとしてもいいし、〆としてもValue7. はすごくいいよね。「360度」ぐるっと見渡した時に何が見えるのか、社内・社外両方だろうし、もっとその先の世の中全体かもしれない。そうやって考えていくことで、未来を創っていきたいですね。

続きの、Value一つひとつに込めた想いはこちらから。
glassyのValueができるまで 前編2~Valueに込めた想い~