People & Culture 26 May, 2020 自分自身が心の底から本当に良いと思えるものを世の中に提供したい
【My hobby】
趣味はサーフィンですね。週2回はサーフィンに行くようにしているのですが、この時間はとても大切にしています。海につかって、波を待っているあの時間はなんとも言い表せない趣があります。
セレンディピティなglassyとの出会い
大学卒業後、パーソナルトレーナーとして子どもの運動指導、高齢者のリハビリテーション、アスリートへのトレーニング指導など、幅広い年代の方と接してきました。仕事は大好きでしたが、当時働いていた会社自体にいろいろと不安を感じて退職を決意。これからどうしようかなと考えていた時、出会ったのがglassyでした。
実は知人がglassyで働いていて、以前からglassyの存在は知っていたのですが、どんな事業をしているか詳細は聞いていませんでした。ただ、私自身がサーフィンを趣味としているのですが、プロサーファー大原 洋人選手のスポンサー企業になっていたり、2018年開催の第1回JASO全日本障がい者サーフィン選手権(glassyが冠スポンサーとして大会を支援)では、glassyのスタッフがウエットスーツを着て、障がい者の方々を全力でサポートしている姿が印象に残っていたり、サーフィンというスポーツを企業として支援している姿に非常に好感を持っていました。
ある時、その知人と食事をする機会があり、初めて「インナーブランディング」という事業を知り衝撃を受けました。それが、glassyで働きたいと思った瞬間でした。
この時のことを人事担当の吉本に話すと「それは、セレンディピティだよ!」と言われるのですが、確かにそうだなぁと思います。「セレンディピティ」と検索すると「ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること」と出てくることが多いのですが、難しい言葉ですと「計画的偶発性」と訳されることもあるそうです。この「計画的偶発性」の「計画的」とは、日ごろの課題意識や行動によって潜在的に情報感度が高くなり、気づく力が強くなっている状態のことを指します。
私とglassyの出会いに置き換えてみると、前職で経営者との考え方の違いやコミュニケーションの不足から、好きだった仕事を嫌いになりそうになるという辛い経験をしたからこそ「インナーブランディング」という言葉が心に刺さり、glassyとの奇跡のような出会いを起こすことができたのだと思っています。
パーソナルトレーナーからの異業種チャレンジ
そんな出会いから入社したglassyですが、まったくの異業種からの転職ですので、やはり苦労の連続でした。入社当初はインナーブランディングの知識も法人営業の経験もまったくなかったですし、ものづくりに関しても初めての経験でしたので、日々覚えることが山積みでした。具体的には見積書や提案書の作成、経費精算、売上管理、ラフの作成、各ミーティングのアジェンダ管理などなど…そもそもオフィスワークが初めてなので、日々の全てのことが私にとっては初めての経験でした。
そんな新たなスタートをglassyできった私ですが、現在はフロント職という職種で、お客様との接点を担う営業と制作物のディレクションという2つの役割を担っています。営業としては、日々世の中のビジネスの流れ、経営学、組織論などの情報をキャッチしながら、お客様の課題に向き合い、ベストな解を提供する役割を持ち、制作ディレクターとしては各制作物を完成させるまでのディレクション業務を行っています。
同業界で新卒から働いている人と比べるとマイナススタートのようなものなので、知識や努力で追い越したいと思い、最近はビジネスやデザインに関連する本を毎月5冊以上は読むようにしています。
glassyのオフィスには貸し出し自由の書籍が数百冊並んでいますし、代表の工藤さん(スーパー読書家!)に伺うとオススメの本を貸していただけるので、頑張らなければ!!と日々思っています。
仕事をする上で大事にしていること
キャリアプランというものをこれまでの人生で考えたことがないのですが、仕事をする上で大事にしていることが1つだけあります。それは自分自身が心の底から本当に良いと思えるものを世の中に提供することです。
今のわたしにとって、それが「インナーブランディング」です。
企業の中に埋もれているストーリーを見つけ、企業とそこで働く方々の存在価値を一致させていくことが、インナーブランディングの第一歩です。そうすることで「会社の目指す方向がわからない」とか、「上司や同僚とうまくコミュニケーションがとれない」という不安や悩みを抱えている方を一人でも少なくできると信じているからです。働く方々がやりがいを持って仕事に取り組めるようにしていきたい。そこから初めて消費者の心に届く商品やサービスが生まれるのだと思います。
「インナーブランディング」は今後もっともっと注目されていく成長産業だと思います。「インナーブランディング」という言葉を知り、心を揺さぶられたあの時の感覚を大切にして、これからも頑張ります。