People & Culture 14 Apr, 2021 いい意味で遠慮はしない。チームワークを高める方法と秘訣
glassyは東京、名古屋、大阪にオフィスを構えています。今回は、名古屋のAE&D(営業兼ディレクター)小崎と、大阪からデザイナーの芝山に登場してもらい、“距離”という壁を超えてどのように連携をとっているのか、その方法やチーム力を高める秘訣について聞いてみました。
【Profile】
小崎(写真右)
リクルート系列の広告制作会社から、メーカー、Web制作会社、印刷会社系列の制作部門などでディレクターを経験。2019年2月glassy入社。
芝山(写真左)
制作会社にデザイナーとして就職。販促物を中心に紙媒体の制作を手がける。学生時代のエディトリアルデザインへの志向から、2020年3月、glassyに入社。
深まるインナーブランディングへの意識
―最初に、お2人がglassyに入社したきっかけを教えてください。
小崎
前職では印刷会社系列の制作会社で、企業Webサイトのディレクターをしていました。メディアに偏らず、いろいろなことができるディレクターになりたいと転職を考え始めていた時、たまたま以前の勤務先で一緒に仕事をしていた森(第1クリエイティブ AE&D)から『名古屋圏の仕事があるんだけど、一緒にやらない?』と声をかけられたのがきっかけでした。
芝山
私は、最初に入社した制作会社では、主に販促物のデザインを担当していました。大学時代にゼミでエディトリアルデザインを学んでいたこともあり、その経験をいかせる職に就きたいという思いで、glassyへ転職しました。デザイン性の高さが魅力だったこと、ディレクションを強みとしていたことも入社の動機です。
―小崎さんは入社から2年、芝山さんは1年が経ちましたが、入ったときのglassyの印象と、いま感じる社内の雰囲気に違いはありますか?
小崎
入社してすぐ東京で3ヶ月研修を受けましたが、みなさん話しやすいし、それでいて仕事をバリバリこなしているし、なんていい人たちばっかりなんだろう!って(笑。それが第一印象でした。入社して2年の間に、会社のめざすビジョンに次々と手を打っていて、スピード感があります。最近では、2020年12月に『Inner Branding Days2020』を開催するなど、発信力を強めています。
―インナーブランディングへの注力が加速していますが、その辺の動きを感じている?
小崎
そうですね。
芝山
私もスピード感を感じます。1年間のうちに、さまざまな社内プロジェクトが発足し、目まぐるしく展開していきました。会社の考え方を社内外に向けて発信しているので、“モノをつくっている”だけじゃダメだなと刺激を受けています。私自身がお客様に会社のビジョンを説明できるように自分の中に落とし込むことと、自分の考えを持つことを意識しています。
コロナ禍の前から、名阪チームのやりとりは基本的にオンライン
―あらためて名阪チームの普段のお仕事の様子を教えてください。
芝山
毎朝9:00に全員オンライン会議でタスクのすり合わせをして、夕方デザイナー間で当日の進捗確認と翌日の計画などを報告し合います。それ以外、業務を進める中で分からない点は、SlackやZoomなどのコミュニケーションツールを活用して確認しています。
小崎
そうですね。オンラインだと、“察する”ということがなかなか難しいので、たとえば「デザインをお願いするのが可能かどうか」という確認事項はSlackで行い、実際の紙面を見ながら話したい時はZoomで画面を共有するといった形です。名阪チームは、コロナ禍になる前から基本的にオンラインで仕事を進めていたので、リモートワークになってもあまり違和感はなかったですね。
芝山
私の場合、入社してすぐに緊急事態宣言が出てしまい、リモートワークも初めてのことだったのでどうなるか不安もありましたが、今ではごく当たり前のようになっています。
昨年の夏、緊急事態宣言が解除されて出社できる状況まで戻ったときに感じたのは、対面の方が空気感やニュアンスは拾いやすいのですが、経緯をたどるには文字で残した方がヌケモレもなく確実な情報共有ができるということ。他のメンバーも同じように思っていたので、「口頭だけでなく文字でも残そう」というルールが名阪チームの中に生まれました。リモートワークを経て、リアルとオンライン、それぞれのいいところを取り入れているという感じです。
―お2人が一緒に行っている仕事について紹介してもらえますか。
小崎
芝山さんと組む機会は、まだそれほど多くないですが、私が担当している大手自動車会社様の労働組合報がフルリニューアルを迎えたとき、芝山さんにもデザインの提案をお願いしました。
芝山
メインで担当しているのは先輩デザイナーなのですが、全32ページのフルリニューアルは負担が大きかったので、分担して私もデザインを行いました。名阪チームは、まだ 人数が少ないというのもありますが、「全員でいいものをつくろう!」という意識が強く共有されています。
小崎
芝山さんにお願いしたのは新しい企画ページのデザインだったんですが、お客様から求められていたトーン、雰囲気がバッチリでとても助かりました。
芝山
小崎さんのディレクションが的確なので、お客様のニーズがつかみやすいんです。やわらかいデザインがいいのか、楽しげにしたいのか、トーンを相談しながら、イメージを固めていきました。柱となる方向性や企画意図がしっかりしているので、デザインに集中できました。
小崎
想定していた以上の良いデザインが出てきて「こうなりましたか!」と、うなりました。
芝山
そう言っていただけて嬉しいです! リニューアルってプレッシャーがかかるんですよね。今よりも素敵なものに仕上げなければなりませんし、仕事を継続させていくために、お客様にデザインの幅の広さも見せたいので力が入りました。
かまえずに意見が言える環境が、チームの強み
―チームワークを高めるために気をつけていることって、何かありますか。
芝山
自分の仕事だけでなく、チーム全体で抱えているタスクを確認したり、全員が毎日書いている“日報”を読んで、「今日は忙しかったのかな」と考えたり。ボールを投げっぱなしにしないように、自分から情報を拾いにいくようにしています。
小崎
ベテランぞろいなので、意見を聞いたり、協力してもらったりしやすいですね。
とても居心地がいいチームですが、単に仲が良いというのではなく、すごく頼りになります。
芝山
みなさん自分の考えをしっかり発信する力が高いですね。いい意味で遠慮がない。自己発信が飛び交っていて、相手の意見も取り入れる懐の深さもあって。
小崎
そうですね。かまえず意見が言い合える感じは名阪チームの特長かもしれません。
芝山
私は言葉にするのがまだまだ不慣れなんですが、それでもまわりが受け止めてくれて、その上で自分の考えをしっかり持つ大事さをアドバイスしてもらえるのがありがたいです。
―なるほど。それが名阪チームの強みなんですね。
小崎
あとは、デザインのクオリティの高さも大きな強みです。しっかりとカタチに落としこんでくれるので、安心してお客様に提案できます。
芝山
デザイナーからすると、企画構成がしっかりしているのでデザインに集中できるんです。その企画力が強みだと思います。
―では最後に、今後の抱負をお聞かせください。
小崎
名古屋は、製造業を中心に本社を構える企業も多いので、新規のお客様とのお仕事を増やしていきたいです。これからも拠点は離れていますが、glassy全体を盛り上げていきたいと思います!
芝山
最近、 “ブランディング”について熱く語るお客様も増えてきているので、自分自身がもっと幅広くインナーブランディングに関する知識を持ち、お客様のニーズに応えられるようになって、チームに貢献していきたいです。