運営会社

People & Culture 24 Mar, 2021 会社の存在意義を、社員が語れるようになるために。

#SDGs#その他#東京オフィス

皆さん、こんにちは!
今日のGマガでは、glassyの「SDGs」サービスについて書いていきたいと思います。

「SDGs」。

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指そう!という国際目標ですね。

たとえば、テレビの特番やCM、雑誌、 たとえば、街を歩いている時などに、カラフルな17個のアイコン(SDGsの目標)を皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか↓↓

世界の国々が、2030年にSDGsを達成できるかどうか。
そのカギを握る存在が、“企業”と言われています。

SDGsに沿った企業活動が、世界の未来を、そして企業自身の未来をも形作っていく。

glassyはインナーブランディング支援を事業として行っていることから
近年、企業様よりSDGs関連のお仕事のご依頼をいただく機会が増えています。

「そもそも、SDGsってなに?」が、スタート地点でした。

glassyでSDGs関連のサービスに力を入れ始めたのは、
今から3年ほど前のことだったでしょうか。

その背景の一つとして、
経団連が掲げる「企業行動憲章」が2017年に改訂されたことが挙げられます。

「~Society 5.0の実現を通じたSDGs(持続可能な開発目標)の達成~」が内容に盛り込まれ、
企業は、社会に有用な付加価値および雇用の創出と自律的で責任ある行動を通じて、
持続可能な社会の実現を牽引する役割を担うことになったのです。
(詳しくは経団連のサイト

それを受けて、企業側は働く社員一人ひとりに、SDGsの本質的な理解を促す必要が出てきたわけですが、当時はまだ「そもそも、SDGsってなに?」という人が多くを占めていました。

CSR、CSV、ESGなどなど…似たようなアルファベットの略語が並び、社員の頭の中は大混乱、経営陣の中には「それ、必要あるの?」と疑問を感じている方もいらっしゃいました。

そこで、「SDGsを理解する」というフェーズでのプログラムとして、
ご用意したのが「SDGsカードゲーム」。

これは、ゲーム自体はもちろん、参加メンバーとの対話を通じて(むしろこっちが大事!)、
あらゆる企業活動がSDGsの17のゴールのいずれかと結びついていることを、学ぶことができるものです。

「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」
そして
「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」
を理解するのに非常に有効なプログラム。

これまでに企業、省庁や自治体、学校などを中心に大勢の方が参加され

『今、なぜSDGsが必要なのかということがよく理解できた』

『経済、環境、社会のつながりという全体像を感じられた』

『会社のトップ、経営層に近い人にもぜひやってもらいたい』

といったお喜びの声をいただきました。

メディアの特性をいかした伝え方。

『eラーニング』でSDGsクイズを企画
カードゲームにご参加された企業様から、「SDGs関連のeラーニングコンテンツを開発してほしい」とのご相談をいただき、「SGDsクイズ」をご提案したこともありました。

eラーニングであれば、社員がご自身のスキマ時間など好きなタイミングでログインできるので参加率は上がりますし、結果の数値化や定量化を柔軟に行えるので、社員の理解度をはかることができます。企業全体の知識のインプットに威力を発揮しました。

『社内報』の連載コンテンツとして
ここ2~3年で急激に増えたのが、社内報の連載コンテンツとしてのご相談です。
たとえば、SDGsとはなにか、ESGとの違いは?
何かを浸透させたい時、毎号毎号、シャワーのように一定の水量を継続的に伝えつづけることが大切です。

連載コンテンツの掲載が得意なのは、やはり紙の社内報です。
情報を深く届けることができますし、PC環境に左右されないこともメリットの一つです。
即効性はあまり期待できないので、じっくりジワジワと伝えていきます。

『SDGsハンドブック』の制作
大手企業で発行されるアニュアルレポートや統合報告書でもSDGsを意識したコンテンツが増えています。最近では、抜粋版で「SDGsレポート」を発行される企業様も出てきています。
SDGsレポートの特長としては、冊子の分かりやすさ、親しみやすさを意識した点です。
glassyでも『SDGsハンドブック』という冊子の制作を行いました。

アウトプットして、インプットし、そしてまたアウトプットする。

「SDGsの本質を学びたい」という意欲をお持ちの企業担当者様にお集りいただき、SDGsセミナー(勉強会)も開催いたしました。
(写真は前回行った時のもの。リアル開催ができていた頃ですね)

講義中心のスタイルもよいのですが、個人的には後半に行った「他社様同士の交流会」に大きな価値を感じていただけたのではないかと思っています。

セミナー終了後も語り合っていたり、名刺の交換をされていたり、同じ悩みを抱える同士の出会いの場となっていたようです。

その他、弊社のSDGsセミナー(勉強会)へご参加された企業様からのご依頼で、社員の皆さんにご参加いただくSDGsをテーマとしたワークショップも開催。
コロナ禍だったため、リアルでの開催はできなかったのですが、オンラインでチームを分けて話し合う場を設定させていただきました。

振り返ってみると、企業様の状況に併せたSDGs浸透プログラムをいろいろと実施してきました。
アウトプット(発信)と、インプット(覚える、体験するといった)の繰り返しによって、頭の中の「?」を少しずつ紐解き、SDGsの本質に近づかせていくことが重要なのだと思います。

企業の価値が、収益性のみによって定まった時代は終わりました。

社員一人ひとりが、自社の存在意義と自らのミッションをクリアに認識できている状態こそ、
インナーブランディング活動の核ともなるものであると思います。

不確実性の高い時代に、
自社の未来を、そして私たちの社会をより良い方向へと切り拓いていくことができるのは、きっとそんな社員の皆さんが集まった企業であるはずです。

私たちはそのような企業様の、社員様の背中を押せる存在でありたいなと思います。

-----
【この記事を書いた人】
社長室/小島
企業広報ツールの制作ディレクターを15年間ほど行ってきました。 現在は自社開発のWEB社内報や社内報セミナーの開発など、 企業様の求める声に応じた新しい商品・サービス開発を担当しています。