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People & Culture 07 Apr, 2021 第11話 楽しみながら、学びながら、自分たちの将来を考える時間

#Gスタ#MVV#Value#その他

glassyでは、会社の目指す方向性への共通認識を持って、一緒に働く仲間を大切にしながら、いい会社をつくっていきたいとの想いのもとMission、Vision、Valueの浸透に力を入れています。
Gマガでもこれまで何度か取り上げてきましたが、『Gスタ』というプロジェクトを2019年11月に発足し、参加メンバーが知恵を出し合いながら、継続的にさまざまなインナーブランディング施策を社内に向けて実行しています。

今回は、その中から『バリューキャラバン』というワークショップ施策について、オーナーを務める『Gスタ』メンバーの第2クリエイティブ・佐藤に話を聞きました。

Interview >>>

施策の話を聞く前に、「Gスタ」プロジェクトに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

佐藤

自分の勤めている会社をいかに活性させていくか、メンバーのやりがいを高めていくか、そういうことに取り組めるチャンスであり、ある意味では実験的なこともできる。その経験は今後の自分の業務に“絶対にいきる!”って思ったんですよね。

また、前職で採用広報支援という仕事をしていたのですが、名前は知られていないけれど輝いている企業というのが数多く存在することを知り、それをもっと世の中に知ってほしい。そして、その企業で働く喜びを社員の皆さんにもっと感じてもらいたい、インナーブランディングのお手伝いがしたいと思ってglassyに入社したんです。
なので、自分たちの会社のインナーブランディングプロジェクトに手を挙げない理由ってないよな、と思ったのが『Gスタ』参加のきっかけでした。

『Gスタ』参加希望者が集まった第1回目の席で、佐藤さんが言った言葉を覚えていますよ。

佐藤

僕も覚えています。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」って、やつですよね(笑。

そう、それです(笑!

佐藤

たとえば1年に1度のクリスマス。「もうこの年齢だし、クリスマスなんて…」と斜に構えてしまうんじゃなくて、「クリスマスをいかに楽しく過ごすか?」を考えた方が人生は豊かになるじゃないですか。
その考え方と同じなんですけど、せっかくなら、自分たちでいい会社をつくっていきたい。そしてその時、輪の中に自分も入っていたいなと思うんですよね。

入社時、glassy内にそのようなインナーブランディングプロジェクトがあると思いましたか?

佐藤

面接時にそういった話はなかったんですが、「あ、この会社は働いている人それぞれの価値観とか、いい会社をみんなでつくろうとか、人としての“核”の部分というのでしょうか。そういう部分を大切にしている会社なんだな」と、入社してすぐにわかりました。毎月のように就業時間内にMVVを考える研修がありましたからね。

社会人経験は長いですが、ここまで本気でMVVの浸透などを行っている会社はこれまでなかったので、すごいなと思いました。

さて、改めて『バリューキャラバン』とはどんな施策なんですか?

佐藤

glassyの価値観・行動指針となる7つのバリューの社内浸透や体現を目的として、社員が日々バリューを身近なものとして意識できるように、毎回ユニークかつ多彩なテーマを掲げてディスカッションを行うワークショップです。

『Gスタ』でさまざまな施策があり、各オーナーを決めることになった時、佐藤さんが「『バリューキャラバン』のオーナーをやらせていただきたい!」と一番に手をあげていたのが印象に残っています。なぜこの施策オーナーに立候補されたんですか? 当時の気持ちを教えてください。

佐藤

はい。大きく3つ理由があるのですが、1つめは、社員の皆さんと親交が深められる機会に携わりたかったこと。この『バリューキャラバン』という施策であれば、全員とコンタクトが取れるなと思いました。

2つめは、少し打算的な考えになってしまうのですが、現場でお客さまと接する際に、一番仕事にいかせそうな経験だな、と思ったこと。

そして最後に、人前で話さなくてはいけないという、自分にとって一番厳しい施策だなと思ったことです。「自分自身に負荷かけていかないと!」という、あるメンバーの名言があるのですが、まさにそれで、社員の皆さんに『バリューキャラバン』とはなにか、どう伝えていくのか、表立って説明していく立場となり、自分に試練を課すことで成長につながるにちがいないと思ったからです。

これまでの『バリューキャラバン』を振り返って、一番大変だったことは?

佐藤

やっぱり最初ですね。「どういう形で進めたらいいんだろう?」という部分に苦労しました。実は、初回が正直あまり盛り上がらなかったと個人的に思っていて…。
当時、社員の皆さんがまだ慣れていない状態だったのかなというのもありますが。そこからどう立て直していったらよいか、悩みましたね。

2回目の『バリューキャラバン』は、2020年5月から、コロナ禍での再開でしたね。

佐藤

はい、初回のことがあったので、2回目からどうしていこうかと、Gスタメンバーに意見を求めました。そして決まったのが7つのバリューと自分の過去の経験を結びつける『マイバリューシートを作成する』というワークショップでした。これはうまくフィットしました。
各回75分、2日間に分けて1チーム3~4名で編成します。ワークの内容は、前半で事前に準備してもらった各自の『マイバリューシート』をチーム内で共有し合い、その中でベストバリューワークを選び、後半の全体ワークの中で発表してもらいました。

『バリューキャラバン』は、どんな効果があったと思いますか?

佐藤

さまざまな効果があったと思います。事前に『マイバリューシート』を提出してもらうので、当日だけではなく資料をまとめながら、自分の行動とバリューを振り返る時間を持つことになります。

また、お互いを知る機会や、他人の行動や言葉を知ることで、自分自身への気づきにもつながる。そして思いがけず、2020年はコロナ禍でリアルコミュニケーションをはかれなかったので月に1回、チームという垣根を超えて、オンライン上でディスカッションできる場がある。いい機会、いい時間としてとらえてくれる人が多かったようで、すごくよかったなと思っています。

インナーブランディングは一朝一夕でどうにかなるものではないので、じっくり時間をかけていくもの、それを浸透させるインフラとして『バリューキャラバン』ができた、という部分が一番の成果かな。

2021年、『バリューキャラバン』はセカンドシーズンに突入しましたね。先月、第1回目が開催されましたが、今までで一番の盛り上がりだったのではないでしょうか。

佐藤

はい。皆さんの楽しんでいる様子を見れて、ものすごく嬉しかったです。前回シリーズのよい部分をいかしながら、「もっと楽しくなったね」と思ってもらえるようなコンテンツをこれからも用意していきたいと考えています。

「この人らしい人選だな」と思う人、「え、この人、こういうの興味あるんだ?」と新たな一面を見せた人、人物や企業ではなく商品を挙げた人、ご自身のクライアントを紹介する人など実にさまざまでした。


【事前ワーク(一例)】
テーマValue:自ら事業を創り 世の中と共に成長する
マイバリューシート:
Valueを成し得たと思う《人物(著名人、起業家等)・組織》を、なぜそう思ったかを含め紹介するためのシートを作成。Valueの意味を理解し、それを自分の言葉でご説明ください。



最後に、『バリューキャラバン』の今後について教えてください。

佐藤

「楽しみながら、学びながら、自分たちの将来を考える時間」。
これが目指している「バリューキャラバン」の姿だな、と最近気がつきました。今、進めているセカンドシーズンでは、毎回のテーマを想像できないような感じにしているので、「次はどんなテーマなんだろう?」とワクワク楽しみながら参加してもらいたいです。

そして、自分たちが社内で行って効果のあったインナーブランディング施策をお客さまにご紹介することができれば、glassyの掲げるビジョン『インナーブランディングの達人』のめざすところそのものにつながっていくと思うので、これからもいろいろな施策を実行していきます。