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People & Culture 11 Feb, 2020 006 いつも心に留めているのは、お客様の期待にプラスアルファで応えること

#デザイナー#ボクらのカタチ

【プロフィール】
地元(秋田)でJFL(日本フットボールリーグ)チームの広報や新聞社のインハウスデザイナーを勤めた後、東京の制作会社へ。主に旅行のパンフレット・チラシ等のデザインを担当。その後、2018年にglassyへ入社。

お客様のゴールに向かって日々作り込んでいくのがデザイナーの仕事

--- glassyで携わっている仕事について聞かせてください。

最初は社内報の冊子全体ではなく、ページ単位で担当する形からスタートしましたが、入社して1年半、現在は社内の組織変更に伴って業務領域も変わり、1冊まるまる担当することがほとんどになりました。
社内報は企業のコミュニケーション課題があってそれを解決するために発注してくださっていることの多いツールです。小手先の表現を考えるのではなく、企業が達成したいゴールに向けて、どういうアプローチの仕方が最短距離になるのかを考え、作り込んでいくのがデザイナーの仕事だと思っています。

また、社内報制作がメイン業務ではありますが、社内イベントで使用する社内広報物や、企業の魅力を外部に伝える会社案内や採用ツール、クライアントのその先のお客様に向けた広報物にも携わる機会があります。社内報は冊子タイプが多い事もあり、エディトリアル・デザインが中心となりますが、ポスターやリーフレット、Webなどにも関わることができるため、幅広い経験を積むことができていると実感しています。

--- デザイナーとして、必要なスキルやマインドはどのようなものになりますか。

デザインの技術的なスキルは「努力で積みあげることができる」と考えています。なので、日々勉強して吸収していこうとする姿勢があれば、スタート時のスキルは極端に低くなければ大丈夫なのではないかと個人的には思います。

それよりも、お客様の期待にプラスアルファの気持ちで応えようとしたり、デザインという業務をいかに楽しめたりできるかというマインドの方が重要だと思っています。デザイナーの立場としてお客様との距離を縮め、信頼されることはとても大切ですし、「楽しめる」ということは意識的ではない努力を積むことにつながると思うからです。

また、入社前から自分自身意識していることのひとつに「オペレーターではなくデザイナーとして仕事に取り組む」ということがあります。流れてきたものを受け身で捉え、なんの疑問も持たずに流れ作業をするのは、自分の学びには繋がらないし、何よりお客様が解決したい課題に沿っているかと言われるとそうじゃない場合がほとんどだと思います。しかもそんな取組み方ではモチベーションも上がりづらいでしょうし、つまらないですよね。そういう仕事には結果がついて来ないと思うのです。
先に話した「楽しむ」の部分にはそこも含まれていて、当事者意識を持って課題に取り組み、クライアントや自社の仲間と共に成長していけるのが理想形だと考えています。そんな仲間がたくさん増えるといいなあ!


尊敬できる先輩の仕事ぶりを間近で学べるラッキーな職場

--- 一緒に仕事をしているチームについて聞かせてください。

現在、glassyは東京・名古屋・大阪にオフィスを構えていて、クライアントと地域に応じてチームが分かれています。チームは、営業(AE)と制作ディレクターを兼ねた「フロント」職、編集とライティングを行う「セカンド」職、そして「デザイナー」の三層構造になっています。職種を横軸とすると、縦軸はクライアント別のチームに分かれています。

私は第2クリエイティブにデザイナーとして所属しています。会社全体としては20代前半から30代前半の若いデザイナーが多く、40代のベテランがアートディレクターとしてチーム内のクリエイティブを統括しています。全体のスケジュールや進行具合など細かく気にかけてもらえるので、繁忙期でも比較的しっかりと考える時間を確保して進めさせてもらっています。

--- 先輩デザイナーからはどんなことを学んでいますか?

スキルが高く尊敬できる人の近くで仕事をさせてもらい、その人の考え方などに直接触れられる場面が多いことで成長スピードが格段に速くなると思っています。具体的には、課題に対してどうアプローチするか、という考え方を教えてもらったり、先輩の仕事ぶりを見て、“クライアントとこんな風にコミュニケーションを取るとお互いにwin-winになるのか”と気づかされたりします。本を読んでいるだけではなかなか学べないことを日々学べる機会があるというのは、とても貴重なことだと感じています。

チームには新卒で入社したメンバーもいるので、私が教える場面もありますが、私自身もまだまだ勉強中なので、教えることを通じて自分も学んでいきたいと思います。


幅広い業種の仕事を通じて、楽しみながら学んでいける

--- 転職先としてglassyを選んだ理由は何だったのですか?

前職では広告代理店経由の仕事がほとんどだったからかもしれませんが、媒体によって制作会社が異なり、トータルで企業ブランディングを行えるような環境ではありませんでした。お客様側からしたら、一気通貫でサポートしてもらえる会社の方がいいじゃないですか。転職を考えた時に、できればそういうことができる会社がいいなと思って探していたところ、インナーブランディングを事業とする会社であれば、一連の流れを持ったデザインワークができるんじゃないかと思ったのがglassyを選んだ一番の理由でした。
オペレーターではなく、デザイナーとして自ら動くことが楽しいと思える人にとっては、glassyは楽しい事業・自分がやりたいことを作り出すことのできる可能性を秘めた職場だと考えています。

また、会社内を見学させてもらった時に、みなさん楽しそうに仕事をしていて、とても良い印象を受けました。目先の利益だけに捉われず、働く人を大事にしている会社に感じて、ここで働きたい!と思いました。

--- 実際入社してどうでしたか?やりがいや楽しさ、デザイナーとして成長できている手ごたえを感じていますか?

はい、もちろんです。glassyはお客さんの業種が幅広いんですよね。小売業もあれば建設、運輸、IT、旅行などなど、さまざまな業種のデザインを経験することで勉強になりますし、面白く続けられています。

また、代理店を挟まずクライアントから直接お仕事をいただいているので、お客様のフィードバックをダイレクトに得られるのも嬉しいです。お客様は前の発注先よりも良いものをつくりたいからglassyに依頼してくださっていると思うので、アンケートなどで、それを実現できたことを証明しているようなプラスのコメントを見かけると「よし!」と心の中でガッツポーズしちゃいます(笑)。もちろん、逆にマイナスコメントを受けて反省することもあります。それも大切な学びですし、クライアント企業の社内報読者からの声を直接いただけるのはとても有り難いですね。
成長している実感については、エディトリアルに関しての引き出しが増えたなと感じます。「こうしたらどうかな」というアイデアが出てくるスピードが確実に速くなりましたね。これからもっともっと伸ばしていければと思います!


デザインの仕事が大好きだから、一生デザイナーを続けたい

---どんな人と一緒に働きたいですか?

職種を問わずいえば、仕事をしていく上で、「これ変だな、問題なんじゃないかな」と思った時に一緒に考えて実際に行動を起こせる人がいいです。

デザイナーに限っていうと、自分でちゃんとアンテナを張って、デザイン的思考力やアプリケーションスキルなどを自分で積極的に吸収している人と一緒に働けたら楽しいだろうなと思います。そういう人との会話は自分の知っていることを相手に渡せるし、相手の知っていることを自分に渡してもらえるので、きっとお互いにとってとても勉強になりますし、刺激をし合える関係を築けると思います。

--- 大窪さんご自身はこれから何をしてどうなっていきたいですか?

私はまだまだ修行中の身です。デザイン的なスキルの向上ももちろんですが、クライアントの掲げる目標と現状の課題、そのために今やりたいことを説明された時の、理解のスピード・表現の引き出しの多さを増やせるようになりたいと思っています。コスト意識も高めていかないとですね。

glassyの目標は「インナーブランディングの達人」になることです。社内報以外の紙媒体、WEB、動画、イベントなど多岐にわたりますので、それに伴ってデザイナーの仕事ももっともっと面白くなるだろうなと思っています。

将来像ですが、専門スキルを深めることにも、全体を統括できるようになることにも、どちらにも携わりたいです。どういう立場であっても、デザインを通して、本当にその表現手法でいいのか、自分が思った疑問とか、お客さんが求めているものとかを考えて答えを探していく。先々もそういう姿勢は崩さずに進んでいきたいです。

デザインの仕事が大好きなので、一生デザイナーを続けたいです。80歳とかになったら、さすがに「引退したい」と思ったりするのかもしれませんけど(笑)。