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People & Culture 31 Jan, 2020 005 “想い”を、言葉のチカラで丁寧に取り次いでいきたい

#ボクらのカタチ#編集ライター

【プロフィール】

2008年に大学の文学部を卒業し、中堅SIerに入社。丸4年間システム開発に従事。その後、企業の社史・記念誌に強みを持つ編集プロダクションに転職し、同社で過ごした約6年間にライティングスキルを身につける。2017年10月にglassy入社。当初はライティングのみを担当していたが、チームの再編に伴い徐々に編集業務も担当するように。

社内報のライティングは「企業という主体」があってこそ成り立つもの

--- glassyで携わっているお仕事について聞かせてください。

現在のglassyの事業の柱である社内報のライティングが主な仕事です。ライティングの対象は、特集企画やトップメッセージといったその号の目玉となる記事から、部署紹介やニューストピックスなどの連載記事まで、さまざまです。取材・ライティングを手がける場合もあれば、支給していただいた原稿の編集・リライトのみを行うこともあります。また、社内報以外に、採用サイトや入社案内、業務マニュアルなどのライティングも担当しています。

--- 社内報のライティングの特徴はどんなところにありますか?

「お客様あっての情報発信」である、という点でしょうか。商業出版や自社媒体であれば、「こんなテーマを世の中に発信しよう!」という編集チームの意思が企画やライティングに反映されますが、社内報でベースとなるのは、その企業が「読者である社員にどんなメッセージを届けたいのか」に尽きます。そのため、ある企業では最適だったアプローチが、別の企業では通用しないということもしばしばです。

企業活動を理解するうえでは、社会の動きや経済に関する基本的な知識が必要になるので、書籍やニュースで情報をインプットするようにしています。最近はライティングに加えて編集業務も担当するようになったので、レイアウトの勉強のため、かつての自分だったら手に取らなかったようなジャンルの雑誌を読む機会も増えました。

--- 社内報における“言葉”の役割と心がけていることについて教えてください。

これは社内報に限らず当てはまることですが、言葉は、写真やデザインのように瞬間的にイメージを喚起したり、一瞥しただけの人を惹きつけたりする力は弱いかもしれません。でも、ある話題を時間軸の中で説き起こしたり、人の「考え」や「想い」を誰かに届けたりするうえで大きな役割を担っていると思います。素敵なデザインや写真に文章が重なることで、より「伝わる」メッセージになる。言葉とビジュアルは、車の両輪のような存在だと思います。
実際、ライティングをしていても、社内報を発行する目的として「ビジョンの浸透」までを見据えていらっしゃるようなお客様は、一つひとつの言葉選びをとても重視されていると感じます。「意味は同じでも、当社ではその表現ではなくこちらの表現を」という具体的な要望をいただくこともあって、ライティングに求められる役割の大きさを実感します。
社内報のようにクライアントが存在する媒体のライターというのは、取材で話を聞かせてくださった方や資料を作った方の、「お取次ぎ」みたいな役回りだと思っています。お預かりした大切な想いをしっかり読者に届けたいと思っているので、取材音源にしても、いただいた資料にしても情報の取捨選択の段階からできるだけ丁寧に扱うようにしています。


--- 丁寧に扱いつつもスピードは求められますよね?

そうですね。取材後、一日で見開きページ分のライティングをすることも日常茶飯事です。前職では企業の社史のライティングに携わっていたので、制作期間が数年単位でページ数も数百というものがほとんど。そのため日次ではなく月単位で作業を組み立てることが多かったので、glassyに入った当初はスピード感の違いに少し戸惑いました。でも、慣れるものです(笑)。
また、クライアントから支給された原稿をリライトさせていただく場合ですと、即時対応、という場面も少なくありません。元原稿のレベル感はまちまちなので、仕上げるまでの時間は一概には言えませんが、できるだけ早く文章を整えて、デザイナーに渡すように心がけています。

一番の楽しさは、さまざまな人の想いに触れられること

--- 一緒に仕事をしているチームについて聞かせてください。

現在、glassyは東京・名古屋・大阪にオフィスを構えていて、クライアントと地域に応じてチームが分かれています。チームは、営業(AE)と制作ディレクターを兼ねた「フロント」、編集とライティングを行う「セカンド」、そして「デザイナー」の三層構造になっています。職種を横軸とすると、縦軸はクライアント別のチームに分かれています。

私が在籍しているのは第1クリエイティブチームの「セカンド」というポジションです。編集メイン、ライティングメインなど各自の能力やスキルを活かして業務を分担しています。最近加わったメンバーは、校正の経験を経て編集の仕事に携わり始めたところです。

---同時に何社くらいのクライアントを担当されるのですか?業務ボリュームについてお聞かせください。

現在、チームが担当している社内報のうち、取材やライティングがあるのは4割くらいでしょうか。3ヶ月に一回、年に4号発行されるクライアントが多いです。取材は平均すると週に一回ないし二回の頻度であります。外出がなければ、社内で取材の録音を文字起こししてライティングしているか、紙面のラフを作っているか、支給原稿の整理やリライトをしているか、あるいは次の取材の準備をしているかです。
前職の時はわりと無茶な働き方をしていたので、たまの休日もぐったりしてしまうことが多かったのですが、今はプライベートとの両立もはかれるので、読みたい本も読めるし、ちゃんと余力を残して生きています(笑)。

--- 今のお仕事のやりがい、楽しさはどんなところに感じていますか?

まず一つは、取材でいろいろな方に直接お話しを聞ける機会が多いことです。普通に生きているだけでは知ることのなかったであろう業種や職種、そこに携わる人の想いに触れられるのが、私にとっては一番の楽しさであり喜びです。
お話を聞くのは単純に面白いだけでなく、刺激をもらえたりもします。不思議なことに、その時に自分が漠然と考えていたことや、内心で抱えていたモヤモヤを解消するヒントをもらえたり…。自分を顧みるきっかけが、別の方の“言葉”から得られるというのは、この仕事のラッキーなところかもしれません。
もう一つは、取材した方から、「言いたかったことをきちんと言語化してくれて嬉しい」というお言葉をいただけた時はやっぱりとても嬉しいです。取材を受けるのは初めて、という方からいただいた「プロのライターさん、すごいですね!拙い話をこんなふうにまとめていただけて、感動しています」というフィードバックのメールは、大切に保存していて、元気を出したいときに開いています(笑)。

同僚はチャーミングで優しい人ばかり

--- glassyを選んだ理由は何だったのですか?

「社内報って面白そう」と思ったのが一番の理由です。企業に関する情報を扱うという点で、それまでの経験が活かせるという利点もありましたし。
それに加えて、その当時glassyが求人サイトに出していた社員のインタビューにあった「やさしい人が多い」というひと言に惹かれたというのもありました。以前勤めていたところは小規模で同年代のメンバーがいなかったので、せっかく転職するなら同年代も含めた方たちといい関係を築きながら一緒に働きたいという想いがあったので。

--- 実際に入ってみてどうでしたか?入社前に持っていたイメージとの違いはありますか?

「やさしい人が多い」のは予想以上でした!(笑)。性別も年代も関係なく、チャーミングで心の優しい人ばかり。それは私より後に入ってきたメンバーにも当てはまることで、不思議だなと思っています(笑)。
もう一つ、入社してから実感したのが、グループ会社が存在する頼もしさ。glassyにはグループ会社が数社あり、印刷から配送までをワンストップで行っています。クライアントの手元に印刷物が届くまでをグループ全体でバトンを繋ぐ感じがいいなと思いますね。たとえば製本や配送の担当者の仕事ぶりを目にした時なんかに、できあがった社内報がこうやってお客様のところに渡っていくのかと感じられて、嬉しくなります。

常に期待を超えるレベルで自分の仕事を追求し続ける人と仲間になりたい

--- どんな人と一緒に働きたいですか?

職種を問わず、仕事に対してお客様の期待を超えるレベルで「やったるぜ!」という気概を持った人と仲間になりたいですね。同じライターとしてという意味だと、ライターとしての豊富な引き出しがある人と、知識や経験を共有しながらぜひ一緒に仕事をしてみたいです。いい原稿を書くには、たくさん書いてたくさん直す経験をどれだけ重ねるかだと思っているので、新卒でライター志望の方や若いライターの方が入社されたら、自分もできる限り応えたいと思います。

これからの話をすると、glassyが目指しているのは、「インナーブランディングの達人」です。それを実現する方法は必ずしも社内報だけではなくいろんなアプローチがあると思っていて、現に今も社内報以外の各種ツールも手掛けています。社内イベントをはじめとする、媒体以外の“場づくり”のような仕事も増えてくると思います。何かを創りたいとか、インナーブランディングをやってみたい人にとってはいろんなチャンスがある会社です。
これからさらにそういう方向になっていくと思いますし、会社として目指しているところなので、アレもやりたい!コレもやりたい!と、いろいろなことに興味がある、というマインドの方にとっては凄く成長できる環境です。

--- 上野さんご自身はこれから何をしてどうなっていきたいですか?

いい原稿を書いて蓄積していきたいというのが一番ですね。あとは、ライター年数の割に取材経験が乏しいなと思っているので、どんな場所でもどんな方でも、臆せずに取材をリードしていけるようになりたいです。取材対象者の言葉のその先にある“想い”を汲み取るライティングを追求していきたいです。