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Mission & Vision 22 Jul, 2019 【森下さんぽ】森下を、クリエイターが集う街にするために。

#クリエイティブ#森下さんぽ

セールスの山田和之(写真中央右)、デザイナーの田中英征(写真左)、片桐みなみ(写真右)、そしてライターの上野奏美(写真中央左)の4名が、本社6階の多目的スペースで茶話会を開催。森下の魅力と楽しみ方をはじめ、個人的な理想や願望、glassyのこれからについて、楽しく語らいました。

クリエイターにとって森下は、是か非か?

山田

営業として新規のお客様先におうかがいすると、よく聞かれるんですよ。「どうして森下なんですか?」って。確かに、大江戸線でお隣の両国や清澄白河ほどの知名度はないし、制作会社がひしめくエリアでもないから、意外に思われるのかも。
でも、森下という場所、意外といい場所なんじゃないかって思っているんだ。街に固有のイメージがついていないニュートラルな感じが、インナー・ブランディングを手掛ける自分たちの事業内容には合っているような気がして。

上野

私も同じようなことを考えていました。とくにそう感じるのが、取材からの帰り道。最寄りの森下駅で降りても、会社まで10分近く歩きますよね? でも、この辺りは割と閑静な住宅街で、メインストリートもまっすぐに伸びる一本道だから、私にとってはここを歩くことが、思考を整理する貴重な時間でもあるんです。何かをアウトプットするためには、整理する時間がすごく大事だし、少なくとも私はこの町を歩いていると心が整う感じがするんです。

片桐

たしかに会社の立地については、自分の気の持ち方、行動の仕方ひとつで、プラスにもマイナスにも変わりますよね。私は前職で富裕層に向けた不動産関連の制作物をデザインしていたんですけど、ラグジュアリーで品のあるデザインを求められていたこともあって、上司からも「『一流とは何か?』ということをちゃんとウォッチしなさいね」とよく言われていました。実際にオフィスも銀座近くにあって、情報を取りに行くには便利でしたね。でも、落ち着いて仕事ができる環境だったのかと言われると、どうだったろうって。

田中

それこそ僕も20代までは、時代の先端を行くような華やかな街で働きたいという思いもあったし、実際に渋谷や池袋、自由が丘など、ちょうどそうした街が脚光を浴びていたときに、そこに自分の職場もありました。でも、縁あって森下で働くようになり、ゆっくりと腰を落ち着けて働ける環境があることを知ってからというもの、自分の性分にはこっちの方が合っているって感じています。

上野

会社の近くを隅田川が流れていることも、いいなあって思っていませんか? 山田さんのように営業のメンバーは、外出も多いですしなかなか時間が作れないかもしれませんが、社内で仕事をすることが多いメンバーは、昼休みなどにはよく、川沿いを歩いてリフレッシュしていますよね?

片桐

そうそう。とくに私たちデザイナーはデスクワークがメインだから、すごくいい気分転換になるんです。もっとも田中さんはストイックだから、黙々と仕事していることが多いですけどね?(笑)

田中

たしかに最近は行かなくなっちゃったなあ。

山田

営業メンバーの中には、帰宅する際にあえて隅田川を渡って、浜町公園を抜けて、隣の浜町駅から帰る人が結構いるよ。とくに夏場には、川沿いの夕景を眺めた後、公園の緑を感じながら夕涼みをしたりね。かくいう僕自身がそう(笑)。

田中

それを言うなら、朝も気持ちがいいよ。太陽がまだ昇りきっていないから、隅田川の水面がキラキラ輝いていて、すごく清々しい気分で出社できます。

上野

皆さん、思い思いに森下の街を満喫していたんですね(笑)。

glassyの多目的スペースを、情報発信の場に。

上野

近くの清澄白河エリアが珈琲の街として脚光を浴びた流れからか、最近は森下にもカフェとか増えてきましたよね?

片桐

そう言えば以前、田中さんと行った近所のカフェも新しくできたお店でした。有名なリノベーターさんが手掛けたもので、古いビルの1階をカフェにしてあったのですが、ユニークなのは複数の洗濯機と乾燥機のほか、アイロンやミシンなどが置いてあること。どうしてかなと思ったら、家でひとり黙々と行うことの多い家事を、たまには誰かと一緒におしゃべりしながらやりませんか、というメッセージが込められていたんです。人と人とをつなげる、コミュニティデザインと言われるもののひとつでしたよね?

田中

そうそう、とても素敵な取り組みだと感じたよね。人と人とをつなげていくことは、僕たちが手掛けるインナー・ブランディングとも通じるものだし。上野さんがさっき言っていた清澄白河のカフェ文化が、森下エリアにも押し寄せてきているからこそ、何か僕らもこうした流れにうまくリンクしていければいいなって思ったりする。

山田

glassyが目指している「インナー・ブランディングの達人」として、地域をつくるコミュニティデザインと絡めた何かを仕掛けていく……。たしかに面白いかも。そもそもこの街は、松尾芭蕉ゆかりの街だし、すぐそばには両国国技館や浜町の明治座があるから、歴史と文化が交差するエリアでもあるし。こういう場所で、これからのコミュニティのあり方や人と人とのつながり、真の豊かさについて考えるきっかけができるように、さまざまなクリエイターがコラボして情報発信することができたら、とても意義深いと思うな。

片桐

そう言えば以前、工藤さん(社長)も酒席で言っていましたよ。まさに今日、私たちが集まっているこの多目的スペースを、ギャラリーとしても使えないかと。最初はglassy在籍のデザイナーたちの作品を展示し、その後は外部にも開放していったら、新しい何かが生まれるんじゃないかって。その話を聞いたとき、私、すごくいいなあって思ったんです。同僚たちの作品を見てみたいというのもあるのですが、外部にも開放したら、それこそクリエイターが集う街のきっかけ作りにもなるかなって。

田中

たしかにその手始めに、自分たちが地域に向けた情報発信するということは、とても大事なことかも知れないね。社内向けの広報ツール制作を通じてインナー・ブランディングのお手伝いをしていると、僕たちの情報発信力をお客様である会社の方が気に入ってくださって、その結果として採用広報とかのアウター・ブランディングのお手伝いもさせてもらえるようになることって割と多いよね。ただ、これも、僕たちが何かを発信しないかぎりは何も生まれないわけで。

山田

僕たちがやっているインナー・ブランディングって結局、コーポレート・アイデンティティーを醸成させることなんだと思ってる。時間をかけて醸成されたものが、その企業のブランドイメージを形づくっていく。それってすごく大きな話だし、長期的展望に立って仕事をする必要のある僕たちは、さっきの話にあった街やコミュニティをデザインしていくような人たちとは、とくに親和性が高いかもしれないね。

上野

私、某飲料メーカーのキャッチコピーにある、「世界は誰かの仕事でできている」という考え方が大好きで、今も多様な業界の、さまざまな人たちの仕事ぶりを内側から見聞きできるところに、この仕事のやりがいを感じています。取材を通じて、いろいろな人の思いに触れる度に、心が豊かになっていくような気がするんです。森下という街も、訪れた人がここで出会う人たちとの交流を通じて、豊かな気持ちになれる場所へとデザインできたら素敵ですよね。

片桐

工藤さんも「glassyは印刷会社を超える」みたいなことを言っているし、とどまることはないのかなと。田中さん、私たちもプライベートで飲食店だったり、アパレルだったり、体験だったりをデザインしませんか? たとえば社名のglassyはサーフィン用語だし、もとを正せば社長がサーファーだからですけど、サーフィン文化を感じるお店なんかいいかも。

田中

ついでにフェスも開催する? 僕もそうだけど、この会社って割と音楽好きが集まっているし、音楽は人を巻き込む力があるからね。

森下からクリエイティブなうねりを起こしたい。

山田

森下も、そしてglassyも、とにかく「らしさ」を持った存在になれたらいいよね。ここ数年の日本社会は、とりあえず2020年をひとつの目標に進んできた感じがするけど、いよいよその後をしっかりと考えなければならない時がきたと思ってる。世の中がどう変わっていくか分からないなかで、時代に翻弄されることなくしっかりと存在し続けるためには、オンリー1であり、No.1であることが大事。最近、自分にそう言い聞かせています。

田中

僕も個人的なことを言うと、「インナー・ブランディングの達人になる」と言われても正直、まだフワッとしているところがあるのは否めない。どうしても仕事柄、見た目から入ってしまうことがあるから余計にそうなのかもしれないと思っていて。だからこそ本質を知るというか、お客様企業の中身をもっと理解できるよう、深いところまで掘り下げ読み解いていくということを、もっと突っ込んで学んでいきたいと考えています。

片桐

同感です。私たちは商品をデザインしているのではなく、対象となるのは企業であり社員の方々。その方々の自信、拠りどころとなるようなものを作っていかなければいけないと思っていますし、それを高いレベルで満たせるデザイナーに、私もなりたいと思っています。

上野

私はこれから何年経とうとも、つねに誠実に仕事に取り組むことで、「話を聞いてもらえてよかった」「書いてもらえてよかった」と、取材対象の方々に思ってもらえるような仕事をしていきたいと思っています。そうすることで、これからのglassyの成長にもしっかりと貢献できたらいいなって考えています。

山田

多分にうぬぼれが含まれているかもしれないけれども、結局のところ、森下がクリエイティブの存在感を発揮するのは、僕たちglassyの活躍次第だよね。少なくともそれくらいの気概を持って、これからの仕事にも向き合っていきたい。

片桐

本当に、そのとおりだと思います。

山田

その結果、「○○へお越しの方は、こちらでお降りください」という駅のアナウンスに、glassyの社名が入るくらいになれたらいいね。

上野

「インナー・ブランディングでお困りの方は、森下駅でお降りください〜」なんて。…ごめんなさい、ふざけました(笑)。

山田

いやいや、そのくらいにはなろうよ(笑)。

片桐

そうやって多くの方々に興味を持ってもらって、私たちを起点にいろいろな人たちが集い、交流を深めることで、森下から新しい文化を発信できたら、それはとても素敵なことですよね。